ホワイトニング

ホワイトニングとは?

ホワイトニングとは、歯を削らず、歯の表面に高濃度のホワイトニング剤を塗布し、色素を分解して美しい白い歯にしていくことです。歯の黄ばみや汚れが気になる方、白い歯でイメージアップしたい方におすすめです。当院では、3種類のホワイトニング方法をご用意しております。ご希望に合わせてご利用ください。

3つのホワイトニング

当院ではお客様のご要望に合わせた
3つのホワイトニングプランをご用意しております。
ご希望に合わせてご相談、ご利用ください。

オフィスホワイトニング(前歯上下16~20本)

オフィスホワイトニング院内で歯科医がホワイトニングを行います。
即効性があり、安全で手間もかかりません。ただし、色戻りが早い傾向があります。

ホームホワイトニング(2週間分)

ご自分で専用のマウスピースに薬剤を入れて、歯に装着します。時間をかけて歯を白くするので、均一で持続性のある白さが期待できます。

デュアルホワイトニング

オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用する方法です。
最も効果的にホワイトニング効果が得られます。

歯のホワイトニングについて

歯のホワイトニングの種類

無髄歯(神経を取ってしまった歯)に行うウォーキングブリーチ、および有髄歯(神経を取っていない生きている歯)に行うオフィスブリーチとホームブリーチがあり、これらを組み合わせて行うこともあります。
いずれのホワイトニングにおいても多少の後戻りを生じる可能性がありますので、白さを維持するためには定期的に歯科を受診して、チェックとクリーニング、そして必要に応じて再漂白を受けることが大切です。

ウォーキングブリーチ

無髄変色歯に対する漂白法で、漂白剤(高濃度の過酸化水素と過硼酸ナトリウムのペースト)を歯の中に封入します。濃く変色している象牙質に直接作用させるので、高い漂白効果が期待できます。通常、目的の白さを獲得するまでには、変色の程度によっても異なりますが、漂白剤を数回、新しいものに交換する必要があります。

オフィスブリーチ

診療室内で行われるホワイトニングで、過酸化水素を含む漂白剤のペーストを歯面に塗って光線を照射します。
1回の所要時間は約1時間程度です。多少知覚過敏を生じることがありますが、通常一時的なものであまり心配することはありません。ただし知覚過敏が強く出てしまった場合には先生に相談してください。症状に合わせ、適切に対応致します。オフィスブリーチは短時間で白くする処置ですので、漂白効果・後戻りともに個人差が大きいのが特徴です。

ホームブリーチ

トレーブリーチングとも呼ばれます。漂白剤として用いられる10%過酸化尿素ゲルは、かつて歯肉炎・歯周炎の治療薬として研究されていたものです。これを漂白用トレー(歯型をとって個人個人に合わせて作られた漂白専用のマウスピース)の内面に入れて歯に被せると過酸化尿素が徐々に分解して低濃度(傷口に塗る消毒薬のオキシフル、オキシドールと同程等)の過酸化水素が発生します。一日2時間のトレー装着を2週間続けるのが基本ですが、アメリカでは6カ月間連続装着しても安全であることが確認されています。効果の予知性が高く、作用がマイルドで透明感のある自然な白さが得られます。また、オフィスブリーチに比べると後戻りも少ないのが特徴です。

副次的な好ましい効果として、プラークの付着抑制、う蝕の原因となる細菌数の減少、歯周ポケットの減少などが報告されています。多少知覚過敏を生じることがありますが、これも一時的なもので、適切な対応や処置により特に大きな問題になることはありません。

ホワイトニング直後の注意点

ホワイトニングによって歯の表面を保護している有機質の皮膜(ペリクル)が一時的に除去され、歯の表面のハイドロキシアパタイトがむき出しの状態になります。この時にフッ素を塗布すると取り込みが非常に良くなりますが、酸性の強い飲み物(グレープフルーツ、レモン、オレンジなど)に接触すると歯の表面が溶けやすいので注意が必要です。また、この時期は、歯の表面に色素も沈着しやすいので、色の濃い飲食物(カレーライス、赤ワインなど)や喫煙を控えることが漂白効果を高めることにつながります。歯の表面に唾液が触れることによって徐々に有機質皮膜が再生されますので、漂白後の1時間程度は注意が必要です。

ホワイトニングによる歯へのダメージ

約35%程度の高濃度の過酸化水素を用いるオフィスブリーチの漂白処置をした歯のエナメル質表面は、わずかに荒れてすりガラスのように白く濁ることがあります。通常、この白濁は数日のうちに自然消滅します。ただし、歯の一部分に石灰化が不十分あるいは脱灰されたところがあると、その部分が際立って白濁し、すぐには消えませんので、別の追加の処置が必要になることがあります。漂白すると歯がボロボロになるのでは、と心配される方もおりますが、高濃度の過酸化水素を120時間接触させた時に歯から溶け出すミネラルの量は、ソフトドリンクやフルーツジュースに2分ないし2分半接触させた時と同じ程度と研究報告されています。最近の抜去歯を用いた研究では、漂白後に人工唾液に触れることで再石灰化が促進される、エナメル質内部のミネラル濃度が上昇する、歯質の耐酸性が向上するなどの報告があります。低濃度の漂白剤を用いるホームブリーチでは歯がダメージを受けるという心配はありません。

ホワイトニングの効用

漂白で歯が白く美しくなると笑顔も魅力的になり、自分の顔に自信を持てるようになって、人との対話が楽しくなります。また、自分の歯に対する関心が高まり、口腔衛生管理、特に日常のセルフケアに対するモチベーションが高くなります。漂白処置後に歯の白さと健康を保つためには、日常の口腔衛生管理を実践したうえで、定期的に歯科医院でメインテナンスを受けることが重要です。

歯の色が気になる方へ

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