歯の治療中、最終的な被せ物が出来るまで仮の歯で生活することがあります。仮の歯なので、どうしても強度が弱く壊れてしまったり、取り外すことを前提でつけているので、ポロっと取れてしまう事があります。

もちろん、なるべくそうならないよう考えて気をつけて作って付けているのですが、それでも仮歯が壊れたり取れたりすることがあります。
すみません。仮歯がポロッと取れてしまった時も、真っ二つに割れてしまった時も粉々になってしまったように思うときもそのまま、診療所に持ってきていただけると助かります。

半分でも、三分の一でもあると、修理する時に直しやすいことがあります。また、壊れた物から、割れたりすり減ったりする原因がわかれば再発防止策を考えることが簡単になります。

「これだけはして欲しくない」ことがあります。
それは、取れてしまった仮歯を瞬間接着剤で付けること。確かに、特に前歯などは見た目が気になりますし、自分で付けやすいから付けたくなるのはよくわかります。しかし、瞬間接着剤でくっつけてしまうと、仮歯を壊さないと取れなくなります。また、歯型を採っていたら、やり直しになってしまうこともあります。とても困るので、瞬間接着剤で付け直すことだけはしないでください。接着剤を使ってしまった患者さんは年に1人いるかいないか、といったところですが過去に大変なことになった経験があります。