入れ歯

入れ歯が合わないなどお困りの方へ

入れ歯が合わないなどお困りの方へ歯を失ってしまった時、そのままでは食事をしたくても上手く咬めず、笑った時に歯がなくてはみっともない。また多くの歯を失ってしまうと、お話する時も空気が抜けてしまい上手く話すことができなくなってしまいます。これらの困った事を解決するために、入れ歯を使うことで歯を補うことが出来ます。

しかし、その入れ歯が合わず

  • 咬むと歯茎が痛い
  • 金属のバネが見えて入れ歯の見た目が悪い
  • 舌の動きが制限されるため話をしにくい
  • 口の中に大きな入れ歯が入るため異物感が大きい
  • 食事の度に入れ歯と歯茎の間に食べ物が入って痛い、気持ちが悪い
  • 話をすると、カパカパと入れ歯が外れてしまう
  • 入れ歯が嫌で使っていなかったら、入らななくなってしまった

等々…多くの方がご自身の入れ歯に満足出来ずに生活をしています。

原因は様々ですが、不適切な形の入れ歯を使用することは入れ歯を支える歯に無理な負担がかかり、残っている歯の寿命を短くしたり歯茎に傷が出来て、酷くなれば顎の骨も痩せてきます。特に、歯周病が進行している歯に入れ歯のバネをかけると、歯周病が一気に進みあっという間に歯を失ってしまうこともあります。

歯を失ってしまった時の治療方法として、入れ歯を使用する時失ってしまった歯の部位だけでなく、周りの歯茎の形や残っている歯の本数や上下の咬み合わせの状態それらの歯がどれくらい丈夫で長持ちしそうか、等も詳しく検査をして入れ歯を作成することになります。

気持ち良くしっかりと咬んで食事をしたい。友人や家族と同じもの食べて同じペースで食事を楽しみたい。口元を気にせず大きく口を開けて笑いたい。将来のお口の健康に対して不安無く過ごしたい。

現在の入れ歯に満足できず、困っていることがあれば、メールでもお電話でも構いません。ご連絡いただきたいと思います。楽しく快適な生活を手に入れるためのお手伝いをいたします。

当院の入れ歯について

部分入れ歯について

部分入れ歯について部分入れ歯は虫歯や歯槽膿漏、外傷などによって失われた歯や歯肉などの形態と機能を回復するために用いる取り外しできる装置です。部分入れ歯は会話や食事中に入れ歯が外れないように残っている歯にかけるバネ(クラスプ)と人工の歯(人工歯)、歯のない部分の粘膜の上に乗るピンク色の床(義歯床)などからできています。歯の欠損を修復する方法には他にブリッジやインプラントなどがありますが、ブリッジやインプラントは取り外しのできない固定性の修復物で、すべての力を残っている歯で負担しています。それに対して部分入れ歯はバネのかかっている歯とピンク色の床(義歯床)の下の粘膜で力を負担しますので歯にかかる負担を軽減できます。そのため、歯が1本しか残っていないような大きなものまで作ることができます。また取り外しができるために粘膜部分が変化して、入れ歯が合わなくなったときに裏打ち(リベース、リライニング)して修理することができます。

バネ(クラスプ)以外の部分がすべてプラスチック(レジン)でできているレジン床義歯と人工歯とその下の義歯床以外が金属でできている金属床義歯があります。レジン床義歯は保険適用で、壊れたときの修理や裏打ちが容易ですが、強度を持たせるために床の部分がある程度厚くなります。一方の金属床義歯は保険適用外ですが、金属の床の部分はレジン床に比べて薄くできるため異物感が少なく、また金属は熱を伝えやすいので装着感がレジン床に比べて良いが、裏打ちなどがしにくいです。

入れ歯の針金が気になる場合には、バネの代わりに磁石(磁性アタッチメント)の力で入れ歯を安定させる入れ歯や茶筒のように二重冠(コーヌス)の摩擦力で維持させる入れ歯などがあります。どちらも保険適用外です。

総入れ歯について

総入れ歯について歯が1本も残っていない場合に用いる取り外しできる装置です。人工の歯(人工歯)と歯のない部分の粘膜の上に乗るピンク色の床(義歯床)からできています。すべてプラスチックでできているレジン床義歯と金属床義歯があります。レジン床義歯は保険適用ですが、金属床義歯は保険適用外です。新しい入れ歯の場合は、頬や舌が慣れていないので、はじめは柔らかいものや小さく切ったものを食べながら様子を見ていただき、調整をしていく必要があります。お口の型は非常に正確に採れ、入れ歯に再現できますが、骨の上の粘膜の厚みは一様でないので、新しい入れ歯を使用すると粘膜の薄い部分は入れ歯と骨に挟まれて必ず痛みが出ますので使用していただきながら調整していく必要があります。

入れ歯は食後に必ず外して清掃して下さい。また、原則として就寝時は外して、粘膜部分を安ませて下さい。外したときは必ず水中に保管して下さい。プラスチックの部分は乾燥すると変形することがあります。

入れ歯を入れる意味、入れなかった場合の弊害

入れ歯を入れないで、歯がないままで長期間放置しておくと、反対側の歯が伸び出してきたり、隣の歯が傾いてきたりして歯並びが悪くなり、顎を動かすときの障害になるとともに、ものを粉砕する能力が低下し、消化管に負担がかかる。また、唇にしわができたり、顔貌が変わったりします。義歯を入れることにより、以上の弊害を取り除くとともに顎や筋肉、全身の健康維持に役立ちます。

入れ歯の修理

入れ歯が割れた場合、プラスチックの部分は比較的容易に修理ができますが、金属の場合は預かって修理をする必要があります。再製作になる場合もあります。

入れ歯がガタついたり、外れたりする場合は、骨や粘膜が変化し、合いが悪くなっているので、裏打ちをして修理したり、新しく作り直す必要があります。合いの悪い入れ歯を使用していると粘膜を傷つけたり、不必要な骨の吸収を引き起こしたりするので、早めに治療を受ける必要があります。

入れ歯の手入れのコツ

「長年、問題なく使用し続けてきた大事な入れ歯を落として壊してしまった。奥歯がなくて食事がしにくい。」と壊れた入れ歯を持って患者さんが来院される事があります。

もちろん、 「次にどのように上手な入れ歯を作るか」「落としても壊れないような入れ歯を作るか」と考えることは大事ですが、もっと大切なことは、「なぜ、落として壊してしまったのか」原因を見つけて、根本を解決するのが最初にすべきことです。

お話を聞いたら「洗面所で入れ歯を洗っていたら手を滑らせて洗面台の中へ入れ歯を落としてしまった。その衝撃でパキンと割れてしまった。」大切な入れ歯を大事にしようと手入れしていたのに不注意で壊してしまう。こういったお話はよくあることです。

そこで、入れ歯の手入れをする時のコツです。
入れ歯を洗うときは、洗面台にお水を張るか洗面器にお水を貯めてその中で、またはその上で洗いましょう。
これなら、手を滑らせて落としてもポチャンと水の中に入り、衝撃が弱くなるので壊れません。このひと手間が、大切な入れ歯を守ります。ちょっとしたコツを日常に取り入れることで、困ってしまう状況は回避できます。

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