小児歯科
小児歯科ひのまる歯科は、子供たちに対して虫歯予防を軸として、健康に対する教育と診療を行います。
末永く快適な生活を送れるよう、お口の健康を手に入れて、健全に心身が発育するよう願っています。そこで、ひのまる歯科よりお願いがあります。診療に先立ち、保護者の方に以下のお約束を守っていただきたいと思います。
水分補給について
日常的な水分補給は、お水かお茶にしましょう。また、お菓子は時間と量を決めて保護者が与えてください。子供は、砂糖や化学調味料の誘惑に勝てません。
保護者の責任でコントロールをして下さい。
歯科医院について
「先生に元気で格好良い(可愛い)お口にしてもらおうね。先生とのお約束を守ってくれると、お母さん(お父さん)は嬉しいな。」
ひのまる歯科に通うことは楽しく良いことだと教えてあげてください。
歯科医院に行くことを褒める
「しっかり先生とお話したね。お約束を守ったね。もっと元気なお口になって、今日もいっぱい褒められたね。皆にも伝えるね。お母さん(お父さん)は嬉しいよ。」事実を具体的に挙げて、沢山褒めてください。ご家庭内だけでなく周囲の大人達、例えば、同世代(同級生)の友人のパパ・ママに「ひのまる歯科でのお約束を守ったこと」を褒めてもらうようお願いして下さい。これは、驚くほど高い効果があります。家族以外の大人に褒められることは子供にとって、とても嬉しいことです。
これらの約束を守ることで、治療はスムーズに進み、子供達は自ら健康的な生活を求めるようになります。
保護者様の不安やストレスも大幅に軽減され、子供達の心の変化を感じることでしょう。
子供の歯磨きについて
ひのまる歯科は虫歯・歯周病予防を基本とした診療を行っています。
子供の予防を希望されるお母さん方から次のようなお話をよく聞きます。
「うちの子は、どんなに言っても自分で歯磨きしないし、私が磨こうとすると暴れて逃げる。虫歯になっては困るので、無理矢理押さえつけて磨くのだが、もう嫌になってしまう。」
親子で歯磨きが苦痛の時間になっています。いわゆる地獄の歯みがきタイムです。
こんな時は、勉強を例えにお話をします。
「勉強することは正しい。勉強をすると後々に良いことが沢山ある。だから、勉強しなさい。なんで勉強しないの?勉強したって言うけど、ちゃんと勉強した?」こんな風に親から言われたら、どう思うでしょうか?同じように「お母さんはダイエットした方が良い。しっかりチェックしてカロリー計算をしてあげる。これは医学的にも正しいから。」と子供から言われたらどうでしょう。朝から何を食べたのかすべてチェックする。オヤツも厳密に計算。そして、家族で楽しく夕食を食べている途中で…「はい。お母さん、ご飯はおしまいだよ。これ以上食べたら、今日の摂取カロリーはオーバーです。ご馳走様をして!!」このように子供から言われお茶椀を取り上げられたら…どんなに正しくても腹が立ちませんか?勉強もダイエットも、目的を自ら理解していなければいくら周りが口うるさく言っても、続きませんよね。歯みがきも、同じことです。
幼稚園児でも小学生でも、元気で格好良い(可愛い)お口になりたい!!と自ら思い、環境を整えてあげてひのまる歯科での特別なお約束をすれば、自発的に、オヤツを制限したり、歯みがきをし始めたりします。
もちろん、早い時期に始めた方が楽ですよ。
大切なことは、正しい知識と習慣です。幼いお子さんでも、きちんと身につけることは可能です。また、歯磨きをするときは虫歯予防の為にフッ素入り歯みがき粉を使用することが大切ですよ。子供たちが虫歯予防に必要な知識を得て、日々の習慣を変えられるよう、お手伝いをいたします。
子供が虫歯になりにくいオヤツについて
子供のオヤツについて保護者の方からよく質問をされることです。
『間食の回数が多いと虫歯になりやすい。というのはわかりました。子供には、寝る前に甘いものは絶対に与えません。でも、子供は一度にたくさん食べることができません。おやつを食べたがるのですが、何を食べさせたら良いですか?』
特に年齢が低いほど1日3食では足りません。10時や15時におやつが必要なことがあると思います。
そんな時は牛乳やチーズなど、リンやカルシウムを含み砂糖や炭水化物が少なく、たんぱく質が多いものが良いです。(大量に砂糖の入った甘いものはいけませんよ)
または、煮干しやスルメもお勧めです。よく咬んで顎が強くなり、唾液もたくさん出ます。
私は、自分の子供のおやつには煮干しかスルメをあげています。2歳の長女はスルメが大好きです。
こどもは賢いです。甘いものがある、手に入ると知ってしまうと何度も欲しがります。騒ぎます。あらゆる手を使って食べようとします。だからこそ、最初が肝心です。2歳くらいからおやつ=煮干しorスルメorチーズ飲み物=牛乳として一緒におやつを食べていれば、虫歯になりにくいしおやつに何をあげるか悩まずに済むので楽ですよ。
子どものむし歯予防
乳歯のときのむし歯予防がとても大切
子どもの歯で乳歯だからといってむし歯になっても問題ないと思っていると大変危険です。
乳歯は将来の永久歯の健康と正しい成長への影響から大変重要な役割を果たしており、永久歯の生え方を正しい位置に導いてくれたり、かみ合わせを整えることとしても機能しています。
その他にも顎の骨の成長やお口まわりの発達、正常なかみ合わせにも影響を及ぼします。
さらに、むし歯は感染症でもあることから、むし歯がある状態で永久歯が生えてしまうと、その永久歯もむし歯になってしまうリスクが高まります。
生えたての永久歯を守るために
生えたての永久歯は乳歯と永久歯が混在することから歯並びがでこぼこしてしまうケースがあるため、表面が粗く汚れが付きやすく、抵抗力も弱い状態です。
そのため、むし歯になりやすいとてもデリケートな時期になります。
永久歯がなかなか生えてこない、乳歯がなかなか抜けないなどのトラブルや違和感などを感じましたらお早めにご相談ください。
一番の予防方法は赤ちゃんのときから定期健診に通っていただくとすぐに異常に気付いたり、すぐに相談ができる環境が作れます。
むし歯予防の方法
1,歯磨き指導
年齢やお口の状態に合わせた歯磨き指導を行います。
まずはお子さんが歯磨きを好きになってくれるところから指導していきます。
ご自宅でのケアのための歯ブラシの持ち方や磨き方をアドバイスさせていただき、むし歯予防に効果的な方法を指導していきます。
また、お子さんに合わせて磨き残しがしやすい場所をアドバイスをさせていただきます。
親御さんには仕上げ磨きの方法もアドバイスしています。
2,フッ素塗布
乳歯などの子どもの歯はエナメル質が薄く溝が深いため、むし歯になりやすい状態です。フッ素塗布再石灰化を促進することにより乳歯を効果的にむし歯から守ることができます。
フッ素塗布は、3~4か月に1回、定期健診とともに高濃度フッ素を塗ることをお勧めしています。
歯科医院でのフッ素はご自宅用の歯磨き粉のフッ素より濃度が高いため、より効果を得ることができます。
フッ素の特徴
- 歯を強くすることができる
フッ素を歯に塗るだけでむし歯に強い歯を作ることができます。 - 初期のむし歯を修復することができる
再石灰化の促進によりむし歯になりかかった歯を治してくれます。 - むし歯菌の抑制
フッ素の抗菌作用によって、むし歯菌の働きを抑えることができます。
3,シーラント
むし歯予防のため、奥歯の溝にプラスチックを流し込む処置を行います。この方法は、歯を削らずに行うことができるため、痛みを伴わずに歯に負担もなく治療が可能です。
歯磨きだけでは十分にきれいにすることができない溝にシーラントを流すことでむし歯菌や食べかすが入り込まないようにむし歯を予防していきます。