歯周病罹患歯の予後に関する文献をレビューし、新しい評価システムの提唱です
Kwok V,Caton JG2007
前回のMcGuire MK 1991の研究では
抜歯によって歯を失うか否かを判定の基準としていました。
今回の文献は、歯を支える骨が失われてしまうか否か
『歯周組織の安定』を基準に作られています。
また、今後の予測として
5年後の歯周組織の状態を短期
10年後の歯周組織の状態を長期
として評価しています。
また、再評価が重要であり
再評価の度に予後の評価が変わっても良い。
そのため、検査を行う度に予後判定を行うことが推奨されています。
当院では、ステージⅡ~Ⅳ(中等度~重度)の歯周炎の患者さんには
必要に応じて治療前の検査時に予後判定を行います。
治療後も再検査・再評価の度に予後の判定を行っております。