タバコは歯周病に悪影響を及ぼします。
具体的にどれくらいなりやすいのか
また、禁煙をどれくらい続ければ非喫煙者と同等になるかについての研究です。
Tomar SL, Asma S.
Smoking-attributable periodontitis in the United States: findings from NHANES III. National
Health and Nutrition Examination Survey.J Periodontol 2000; 71: 743-751.
NHANES III から得られた米国における喫煙に関連する歯周炎の実態
タバコを吸う人は、タバコを吸わない人に比べて4倍歯周病にかかりやすいです。
さらにタバコの量が多いほどなりやすい。
例えば
一日の喫煙本数が9本以下の場合はオッズ比2.79倍に対して
31本以上のオッズ比は5.88倍
また、禁煙しても急には良くなりません。
11年以上禁煙するとタバコを吸わない人と同じにリスクとなります。
タバコを止めなさいとは言わないが、
タバコによって歯周病のリスクが4倍になる事は知っていてほしいと思います。