ブログ

2020.04.15

歯と歯茎の境目の凹み(楔状欠損)について

Dzakovich JJ, Oslak RR: In vitro reproduction of noncarious cervical lesions. J Prosthet Dent. 2008 Jul;100(1):1-10.

歯と歯茎の境目の凹み(楔状欠損)を実験室にて再現した結果です。

ソフト、ミディアム、ハードと様々な硬さの歯ブラシと

研磨剤の粗さが低、中、高とを組み合わせて

前歯や奥歯などの抜去歯を実験室で摩耗機を使用し

7万回ブラッシングしました。(1日二回、7年間分を想定しています。)

結果、歯ブラシと歯磨剤を組みわせた場合

どれでも楔状欠損は生じました。

歯ブラシの硬さでは無く、歯磨剤の有無です。

水だけの歯ブラシで歯欠損は生じませんでした。

 

 

この結果から、基本的には

歯磨き粉は低研磨の物もしくは、研磨剤の入っていない物を使用することが良いです。

しかし、これは実験室内でのことです。

実際にそれぞれのお口の中の状況、歯の質などに合わせて

適切な歯ブラシと歯磨き粉の使用が望ましいです。

 

詳しい歯の磨き方、適切な道具の使い方については

いつでもご相談ください。

TOPへ戻る
tel.03-5809-0707tel.03-5809-0707