Dzakovich JJ, Oslak RR: In vitro reproduction of noncarious cervical lesions. J Prosthet Dent. 2008 Jul;100(1):1-10.
歯と歯茎の境目の凹み(楔状欠損)を実験室にて再現した結果です。
ソフト、ミディアム、ハードと様々な硬さの歯ブラシと
研磨剤の粗さが低、中、高とを組み合わせて
前歯や奥歯などの抜去歯を実験室で摩耗機を使用し
7万回ブラッシングしました。(1日二回、7年間分を想定しています。)
結果、歯ブラシと歯磨剤を組みわせた場合
どれでも楔状欠損は生じました。
歯ブラシの硬さでは無く、歯磨剤の有無です。
水だけの歯ブラシで歯欠損は生じませんでした。
この結果から、基本的には
歯磨き粉は低研磨の物もしくは、研磨剤の入っていない物を使用することが良いです。
しかし、これは実験室内でのことです。
実際にそれぞれのお口の中の状況、歯の質などに合わせて
適切な歯ブラシと歯磨き粉の使用が望ましいです。
詳しい歯の磨き方、適切な道具の使い方については
いつでもご相談ください。