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2018.07.12

PMSでの治療の順番

Dawson PE (1989): Chapter 26: Procedural steps in restoring occlusion. In: Evaluation, Diagnosis, and Treatment of Occlusal Problems, 2nd Ed. St. Louis: C.V. Mosby Company, pp. 464-469.

 

PMSの哲学にて

治療を行う時の順番です。

 

何事も、正しい順序に従って行うことが大切です。

大掛かりな治療は『初期治療』が終わってから行われます。

➀口腔衛生指導 いわゆる歯磨きです。どんなに良い治療を行っても

        歯を磨くことが正しくできなければ、何度でも問題は再発します。

②虫歯のコントロール・根の治療

        食生活習慣の見直しやフッ化物を応用した虫歯への対応

        根の治療が必要であれば行います。

③歯周治療  歯周病の治療です。

④部分矯正  歯の位置が不適切であれば、上手く上下の歯が咬み合うことが出来ません。

       適切な位置に動かします。

⑤予後不良歯の抜歯

       長く保てそうにない歯は抜歯を行います。

       無理に残すことで、周りの歯に悪影響を及ぼす場合もあります。

⑥顎関節の安定を含めた咬合調整

       不適切な歯の当たり方をしていると、上手く咬めません。

       歯の咬み合う面の当り方を調整することがあります。

 

これらを➀~⑥の順番で行います。

 

そして

・上の奥歯だけ被せ物をする場合

・上の歯を全て被せ物をする場合

・上下の奥歯だけ被せ物をする場合

・上下の全ての歯に被せ物をする場合

・下の歯だけ全て被せ物をする場合

・下の前歯以外に被せ物をする場合

と様々な場合に応じた治療の手順がかかれています。

この順序に従って治療を行うことで

今、どの段階まで治療が進んでいるのかとても解りやすく、

難しい治療を簡単にすることができます。

 

こちらの、ホリスティックデンティストリーの実績

も同じPMSの哲学による治療内容がかかれています。

写真も多いので一緒に読むことで、より理解が深まります。

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