Dawson PE (1989): Chapter 26: Procedural steps in restoring occlusion. In: Evaluation, Diagnosis, and Treatment of Occlusal Problems, 2nd Ed. St. Louis: C.V. Mosby Company, pp. 464-469.
PMSの哲学にて
治療を行う時の順番です。
何事も、正しい順序に従って行うことが大切です。
大掛かりな治療は『初期治療』が終わってから行われます。
➀口腔衛生指導 いわゆる歯磨きです。どんなに良い治療を行っても
歯を磨くことが正しくできなければ、何度でも問題は再発します。
②虫歯のコントロール・根の治療
食生活習慣の見直しやフッ化物を応用した虫歯への対応
根の治療が必要であれば行います。
③歯周治療 歯周病の治療です。
④部分矯正 歯の位置が不適切であれば、上手く上下の歯が咬み合うことが出来ません。
適切な位置に動かします。
⑤予後不良歯の抜歯
長く保てそうにない歯は抜歯を行います。
無理に残すことで、周りの歯に悪影響を及ぼす場合もあります。
⑥顎関節の安定を含めた咬合調整
不適切な歯の当たり方をしていると、上手く咬めません。
歯の咬み合う面の当り方を調整することがあります。
これらを➀~⑥の順番で行います。
そして
・上の奥歯だけ被せ物をする場合
・上の歯を全て被せ物をする場合
・上下の奥歯だけ被せ物をする場合
・上下の全ての歯に被せ物をする場合
・下の歯だけ全て被せ物をする場合
・下の前歯以外に被せ物をする場合
と様々な場合に応じた治療の手順がかかれています。
この順序に従って治療を行うことで
今、どの段階まで治療が進んでいるのかとても解りやすく、
難しい治療を簡単にすることができます。
こちらの、ホリスティックデンティストリーの実績
も同じPMSの哲学による治療内容がかかれています。
写真も多いので一緒に読むことで、より理解が深まります。