Kokich VO Jr, Kiyak HA, Shapiro PA: Comparing the perception of dentists and lay people to altered dental esthetics. J Esthet Dent. 1999;11(6):311-24.
一般の人、一般歯科医師、矯正歯科専門医
この3グループに対して
加工して歯の真ん中の位置をずらしたり、歯を斜めにした写真を見せて
何ミリまでずれたら
「なんか変。おかしい。」
と気づくか?
という実験を行った結果です。
意外と(?)2~3mm真ん中がズレていても
気づかないもので、4mm位からやっと
おかしいなと気づき始めます。
真ん中の位置は意外と許容範囲が大きいのですが
口元の軸に対して斜めになっているとすぐに気づきます。
結果としては、一般の人よりも
一般歯科医師の方が少し早く違いに気付いて
矯正歯科専門医のほうが、さらにもう少し早く違いに気付くとのことでしたが
ほとんど変わりはないレベルでした。
真ん中かどうかを人間の目は見ているようで、見ていないものですが
斜めになっているのはすぐに気づくので
特に総入れ歯を作成するときには注意をしています。