私達の歯は、お口の中の㏗の変化によって
「脱灰」と「再石灰化」を繰り返しています。
「脱灰」とは、お口の中の㏗が下がり(=酸性となる)、
歯の表面のリンとカルシウムが溶けることです。
虫歯菌は、歯に付着した食べ物に含まれる炭水化物や糖を分解し、
酸を作ります。これにより、お口の中の㏗が下がります。
「再石灰化」とは㏗が元に戻り、唾液中のリンやカルシウムの成分が歯の表面に再度取り込まれることです。
㏗が低い「脱灰」の時間が長いと「再石灰化」が間に合わず、
歯の表面に穴が開き、虫歯になります。
虫歯が発生するかどうかは
①宿主(歯や唾液の質)②微生物(虫歯菌)③基質(食事)
この三つの状況に左右されます。
ということは、上記①〜③をコントロールすれば、
虫歯を防げるということになります。