「歯を守るために歯磨きは大切」
「毎日歯を磨きましょう」
どなたでも、この様な言葉を聞いたことがあるかと思います。
今回は、歯磨きと歯茎の腫れ(歯肉炎)についての文献です。
1965年の文献です。
この50年以上前の実験の結果から
歯茎を健康に保つために歯磨きが大切。
プラーク(歯の周り汚れ)を歯ブラシで取りましょう。
ということが強く言われるようになりました。
実験は、十分に歯磨きが行える12名(平均年齢23歳)の歯茎の状態と歯茎の周りの菌の種類について
・実験前
・歯磨きを停止させた後
・歯磨きを再開させた後
について調べました。
早ければ、歯磨きを停止して10日以内に歯肉炎を発症し、
ほとんどは15~21日で歯肉炎を発症しました。
その後、歯磨きを再開したらおよそ1週間で歯肉炎は治りました。
菌の種類は
歯磨きを停止すると、糸状性菌、ビブリオ、スピロヘータ増え始め
歯磨きの再開とともにこれらの菌は現状しました。
適切な歯磨きを行わないと、歯肉炎が発症し
適切な歯磨きによって歯肉炎は1週間ほど改善します。
このような実験の結果から
「歯を磨きましょう」
と我々歯科医療従事者は言い続けています。
詳しい解説は以下の動画でも解説されております。
お口の健康を守るには
正しい知識と習慣が最も重要です。
適切な歯磨きを行いましょう。