今日は、転んだり、ぶつけたりして歯が折れたり、抜けたりした時の対応についてのお話です。
特に、お子さんに多いです。
①まず、ゆっくりと深呼吸をしましょう。鼻から吸って口から息を吐きましょう。
気持ちを落ち着けてください。
血が出たり、ズキズキと強い痛みを感じるでしょう。
血管が傷ついたため血が出ています。
神経が傷ついたため痛みを感じています。
人間の体の正常な反応です。慌てる必要はありません。
②原因が交通事故である。また、ぶつけて意識を失った。強い吐き気がある。嘔吐をした。
このような場合は、119番通報で救急車を呼んで下さい。
歯も大切ですが、脳への影響が心配です。
③抜けた歯がもとの場所に差し込めるのなら戻してください。
抜けた直後なら、まだ歯が生きています。
折れていたり、もとの場所に戻らない場合は牛乳に漬けて歯科医院へ持っていくのがよいです。
しかし、外出時であったり、手元に牛乳がない場合は無理して調達する必要はありません。
そのまま歯科医院へ持ってきてください。
④かかりつけの歯医者さんに電話をしましょう。
「ぶつけて歯が折れた、抜けた。」と電話で伝えれば応急処置のために必要な準備をして待っていてくれるでしょう。
かかりつけのの歯医者さんが遠ければ、その場から最も近くの歯医者さんに行きましょう。
ここは、時間が勝負です。一刻を争います。
緊急時なので保険証等は後日でも構いません。
怪我をしてから応急処置までの時間が早いほど、歯が元通りにくっつく確率が高くなります。
それでも、実際に起きてしまったら抜けた歯を何とかと言われても、頭が真っ白で何をしてよいか分からない!
パニックで何を考えてよいのか分からない!ということもあるでしょう。
そんな時は深く考えずに
・歯医者さんに電話する。
・歯医者さんの看板を見つけたら駆け込む。
この2つのどちらかをして、直ちに歯医者さんとコンタクトを取ってください。
歯医者さんから詳しく案内をして、適切な対応をしてくれますよ。