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2018.08.05

中心位を知ることで防げるトラブル

Wise MD: Occlusion and restorative dentistry for the general practitioner. Part 4–The clinical significance of the examination findings. Br Dent J. 1982 Apr 6;152(7):235-41.

Wise MD: Occlusion and restorative dentistry for the general practitioner. Part 10–Questions, answers and bibliography. Br Dent J. 1982 Jul 6;153(1):13-22.

『詰め物や被せ物をして、綺麗に咬み合わせを合わせたはずなのに

 受付でお会計を待っている間に、歯の当たり方が変わって咬み合わせが違う気がする。

 先生にオカシイと伝えても、そのうち慣れると言われた。』

 

『型取りをして、いよいよ被せ物をつけようとしたら、調整を何度もしていて

 被せ物に穴が空いてしまったから、再度削って作りなおしになった。』

 

こんな経験をされたことがあるかもしれません。

それらの現象がなぜ起きるのか、

顎の関節の位置と咬み合わせについて書かれた論文です。

チョッと古いので、

現在では『それはあんまり関係ないんじゃないの?』と考えられている

こともありますが、

一般開業歯科医師が知っていると、患者さんも先生も周りのスタッフも

楽に治療が行えるとっても大切な論文です。

 

私は、この論文を始めて読んだ時に

今まで悩んでいたのはこういう事だったのか!!

大学でも教えてくれないし、何でみんな知らないの!!

と衝撃を受けたのをよく覚えています。

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