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2018.08.18

上手く咬めない、どこで咬んでよいかわからなくなった時の咬み合わせの基準

McHorris WH (1986): Centric Relation: Defined. J Gnathology 5(1): 5-21.

 

ひのまる歯科にて、大掛かりな被せ物治療を行う時や

どこで噛んでよいか解らないと困っている患者さんへの治療時の

基準となる論文です。

 

上記のような場合の治療でしっかりと良く咬めるようにするには

➀外側翼突筋が弛緩していること

②顎関節内に浮腫がないこと

③中心位にてしっかりと上下の歯が咬み合っていること

この三つの条件が満たされることが大切です。

 

不適切な歯の当たり方をしていると、

外側翼突筋は緊張してしまいます。適切な咬み合わせの治療により

外側翼突筋を弛緩させます。

また、顎関節内に浮腫がある場合、改善するまでに時間が必要です。

そのため、十分な期間をもって咬み合わせの治療を行う必要があります。

 

適切な咬み合わせの時の顎の位置を決めるためのテクニックとしては

➀オトガイ誘導法

②バイマニュアル マニピュレーション(ドーソンテクニック)

③アンテリア デプログラマー(リーフゲージ・ルシアジグ)

この3つの方法があります。

どの方法でも、適切に行えば結果は同じです。

 

ひのまる歯科では、③のリーフゲージを使用しています。

適切な顎の位置での咬み合わせ治療については

↓↓↓

この基準を知ったおかげで、咬み合わせの不調で悩む多くの患者さんの治療が出来るようになりました。

勉強って、本当に大切だと思いました。

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