自家歯牙移植術
全ての症例で適応するわけではありませんが歯の状態や条件が合えば、上下で咬み合っておらず咬み合わせで使われていない歯(一般的に親知らず)を歯を抜いた所に移植することが出来ます。
自家歯牙移植術の流れ
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1.移植予定の歯(親知らず)が移植後に顎の骨と良くくっつくように少し歯を揺らして歯の周りの組織(歯根膜)を活性化させます。
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2.状態の悪い歯を抜きます。
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3.移植する歯(親知らず)を抜歯して移植します。
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4.移植した歯が骨と結合するまで、ワイヤーで固定します。
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5.後日、移植した歯の神経の処置をします。
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6.仮歯を被せて、しばらく様子をみます。
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7.問題が無ければ、最終的な被せ物の型を取り被せます。
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成功する条件としては、抜歯予定の歯よりも、親知らずの方が一回り小さい。親知らずが抜きやすい位置・形をしている。タバコを吸っていない。多くの歯が残っている。等々、いくつか条件がありますが出来る事なら、自分の歯を使いたいと希望される方にお勧めの治療方法です。